3.車いすの選定・適合方法

車いすの選定にあたっては,生活の中での使用目的を明確にすることが重要です。そのうえで高
齢者の場合は,車いすの椅子機能を考えて選ぶことが大切になります。また,車いすを選定する際,
自立的に使用するのか,介助的に使用するのか,ついての判断が必要です。
車いすの選定を行うには,はじめに本人の身体的能力,知的能力,要介護度等のアセスメントを
行います。利用者が車いすを自分で操作し,自立的生活を図る場合は,1.身体寸法,2.移乗方法,
3.座位姿勢,4.操作方法が適合しなければなりません。
また,どのような環境で使用するのか,ベッド等の他の用具との関係に問題はないか,チェックする必要があります。介助者が操作する場合は,介助者の能力を把握することが車いす選定では重要です。